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補正済みのSOHO/MDIデータを用いた(やや)高空間分解能での予測計算


やや高解像度の計算(極座標系で緯度・経度方向に約1.5度の角度分解能)での計算による予測の図を作りました。使用したデータはSOHO/MDI磁場データで、Carrington 自転数 2084 (2009年6月) の補正済みのものを使っています。リアルタイムでの計算では補正する前のデータを使っていますから、いろいろと違いがあります。また、ここでは高解像度であることを生かして、元の磁場データに比較的近い解像度のデータを境界条件に使っています。

coronal field lines アナグリフで表現したコロナの磁力線。日食時の地球方向から見た場合に合わせていますが、この図ではP角は考慮していません。色つきメガネ(右がシアンで左が赤色のもの)を通し、だいたい真ん中の球直径(モニタ上)の10倍離れた距離からみると、線が飛び出して見える・・・はずです。無い場合には、こちらを。日食時には太陽の縁に近い部分がコロナとしてよく見えますが、コロナ輝度の高いストリーマと呼ばれる部分は磁場が閉じた部分にあたります。ここでは縁以外の部分での磁力線がよく分かるように描いてみました。



solar corona at total eclipse
右:コロナ電子の数密度の視線積分と、コロナ・ホールやストリーマの根本に当たる部分。
左:磁力線のうち投影面に近い部分と、太陽表面の磁場
描かれている範囲は太陽の中心から、太陽の半径の5倍の範囲です。
2時と9時の方向に大きめの、3時と8時の方向に小さいストリーマが見えています。


solar corona at total eclipse
ほとんど上図と同じですが描がかれている範囲は太陽半径の2.5倍以内の領域です。


solar corona at total eclipse
上から2つ目の図とほぼ同一ですが、上が太陽の北になるように合わせています。






最終更新日 : 平成21年7月6日